井上靖の作風

小説は現代を舞台とするもの、自伝的色彩の強いものに加え、歴史に取材したものに大別される。
歴史小説は、日本で特に戦国時代中国ではとりわけ西域を題材にしたものを多く描いた。
巧みな構成と詩情豊かな作風は今日でも広く愛され、映画・ドラマ・舞台化の動きも絶えない。
歴史作品を中心に各国語に翻訳され、日本ペンクラブ会長時代にはしばしばノーベル文学賞の候補とされた。
読売新聞は2012年3月にノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長に取材し、「井上靖が、非常に真剣に討論されていた」といったコメントを得たことを報じた。