天竜川

赤石山脈・木曽山脈という日本の屋根に挟まれながら流れる天竜川水系は、その急峻な地形ゆえに古来より水害に悩まされた。
古くは701年に天竜川最古の水害記録が残される。
特に伊那谷の出口に当たる天竜峡付近は川幅が急激に狭隘となることから、伊那谷は特に洪水の被害が顕著であった。
天竜川最大の洪水は1715年の「未満水」と呼ばれる洪水で、伊那谷はあたかも湖水のようなありさまだったと記録に残されている。
これに対し、流域の住民は様々な方法で水害に対処していた。