有島武郎の生い立ち

東京小石川に旧薩摩藩士で大蔵官僚の有島武の長男として生まれる。
母は幸子。
武郎4歳の時、父の横浜税関長就任を機に一家で横浜に移る。
父の教育方針により米国人家庭で生活。その後、横浜英和学校に通う。
このころの体験が後に童話『一房の葡萄』を生むことになる。
10歳で学習院予備科に入学し、19歳で学習院中等全科を卒業。
その後、札幌農学校に入学。教授の新渡戸稲造から「一番好きな学科は何か」と問われ「文学と歴史」と答えたところ失笑を買ったという。
内村鑑三や森本厚吉の影響などもあり、1901年にキリスト教に入信する。農業学校卒業後に軍隊生活を送り、その後渡米。
ハバフォード大学大学院、さらにハーバード大学で学び、社会主義に傾倒しホイットマンやイプセンらの西欧文学、ベルクソン、ニーチェなどの西洋哲学の影響を受ける。
さらにヨーロッパにも渡り、1907年帰国。
このころ信仰への疑問を持ち、キリスト教から離れる。