90年前から鎮火しない炭鉱火災

北海道は雪国なので、冬が近づけば雪が降る。積もった雪は初夏あたりまで融けないところも珍しくない。しかし、夕張市本町には、冬でも雪が積もらないところがある。山腹にある旧炭鉱で、大正期に坑内火災が発生し、鎮火しないまま閉鎖することになった「神通坑」だ。春には歩いていける程度の場所だという。
炭鉱付近の斜面には数か所穴が開いており、湯気がたっているそうだ。
神通坑は大正時代初期ごろに開かれたとされ、少なくとも1913年(大正2年)8月には稼働していた記録があるという。
それから名称が変わったり、内部を改修したりしていたが、1925年(同14年)に火災が起きた。坑口は密閉されたが、以後90年以上にわたって地下でくすぶり続けているそうだ。
穴の内部は少し熱い程度で、手を入れても問題らしい。炭坑内の火災はいつかは鎮火するのだろうか。